営業業務の派遣社員に溜まりやすいストレス

派遣社員になって営業業務を仕事として派遣先に行くと、成果を上げることが重視されやすい。
数字でノルマを達成することが求められるようになり、必死に働く必要が生じて過労気味になることもある。
営業業務では成果を上げることへの要求が大きく、特に派遣社員はすぐに活躍してくれる戦力として期待されている点から大きなプレッシャーを受けがちになる。
ストレスチェックを受けてみるとその結果が歴然としている場合も多い。
職場での心理的な負担に関する項目のスコアが大きくなって、確かにストレスの多い仕事をしているという実感をすることになるのだ。
それに加えて、自覚を持つようになることがしばしばあるのが職場で他の営業業務をしている同僚から支援を受けられていないという点だろう。
同僚同士で協力し合うことはどのような業務でもよく見受けられるが、成果が重視される営業業務では競争という概念が浸透していることも多い。
同じ正社員同士であれば長い付き合いになることから、互いに協力し合うという気持ちが芽生えることは珍しくない。
しかし、一時的にしかいない派遣社員は競争相手という認識をしてしまい、派遣社員が現場では支援を受けられずに独力で成果を上げなければならない状況ができてしまうことがしばしばある。
これが当然だと思いこんでいる人もいるが、協力して営業業務を行った方が効率が良いのは確かだろう。
一対多という競争になっていることがストレスになっているとは気づいていない人も意外に多いのである。

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